Interactive Reading(DET)形式別の解き方と時間配分

Interactive Reading
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Duolingo English Test(デュオリンゴ英語テスト)、通称DETのリーディングを代表するタスクが、Interactive Reading(インタラクティブ・リーディング)です。1つの長文について、空所補充からタイトル選びまで6つの問題を続けて解く、読解力をまとめて測る問題形式です。

実はこのタスク、英検やTOEIC、大学入試などで長文読解を解いてきた日本人にとっては、DETの中でも取り組みやすい問題形式です。空所を埋める、文を差し込む、タイトルを選ぶ——他の英語試験のどこかで見たことのある出題ばかりだからです。ただし1つだけ、大きく違う点があります。それが「6問で1つのタイマーを共有する」時間の仕組みです。

この記事では、DETで140点を達成した学習者の立場から、Interactive Readingの問題形式と出題順、サンプル問題の解き方、そしてスコアを左右する時間配分まで、まとめて解説します。

Kazu Kazu
僕も初めて解いたとき「この形式、見たことある!」と安心したんですが、時計を見てびっくり。1問ずつじゃなくて6問まとめての持ち時間なんです。形式に慣れている人ほど、時間の使い方まで用意しておくと強いですよ!
目次

Interactive Readingとは?基本ルールを確認

Interactive Readingは、画面の左側に長文、右側に問題が表示され、同じ長文について6つの問題を順番に解いていくタスクです。テスト全体で2セット出題され、1セットの制限時間は7分または8分。タイマーは6問で共通で、問題ごとにリセットされません。

項目 内容
出題数テスト全体で2セット
制限時間1セット7〜8分(6問で共通・リセットなし)
問題数1セットにつき6問(同じ長文について解く)
解答形式選択式+本文をハイライトする問題
影響するスコアLiteracy(読み書きの力)・Comprehension(理解の力)

6つの問題は、次の順番で必ず出てきます。

1 Complete the Sentences:本文の空所に入る単語をドロップダウンから選ぶ
2 Complete the Passage:本文の空欄に入る1文を選ぶ
3 Highlight the Answer(1問目):質問の答えになる箇所を本文から塗って示す
4 Highlight the Answer(2問目):別の質問で、もう一度ハイライト
5 Identify the Idea:本文で述べられている考えを選択肢から選ぶ
6 Title the Passage:本文に最もふさわしいタイトルを選ぶ

画面上部には「7:58 for 6 questions(残り6問で7分58秒)」のように、残り時間と残り問題数がセットで表示されます。1問提出するごとに「for 5 questions」「for 4 questions」と減っていくので、この表示が時間配分の目印になります。

フート先生 フート先生
採点は、選択式の問題は正解・不正解のどちらかじゃ。ハイライトの問題だけは、正解の箇所に近いほど部分的に点がもらえる。時間が足りなくても白紙で出すのが一番もったいないぞ。

日本人にとって取り組みやすいのはなぜ?

DETには写真描写や音読など、日本の英語試験ではあまり見ない問題形式が多くあります。その中でInteractive Readingは、日本人が学校や他の試験で積み重ねてきた解き方がそのまま生きるタスクです。

単語の空所補充は、英検やTOEICの文法・語彙問題と同じ感覚で解ける
文の挿入・要旨選び・タイトル選びは、大学入試やTOEFLの読解でおなじみの出題
本文は身近な話題の説明文が中心で、構成も素直に読める

一方で、答えの箇所を本文から塗って示すハイライト形式と、6問共通のタイマーだけは他の英語試験にない要素です。つまりこのタスクは、読解力そのものより「初見の操作」と「時間の使い方」で差がつくと考えて準備するのが近道です。

サンプル問題を出題順に解説

ここからは、実際の画面を出題順に見ながら、それぞれの解き方を確認していきます。サンプルは熱帯雨林についての文章です。

1問目:Complete the Sentences(空所に入る単語を選ぶ)

Interactive Readingの1問目Complete the Sentencesの画面。左に空所のある本文、右にドロップダウンの選択欄が並ぶ

本文のところどころが空所になっていて、右側のドロップダウンから合う単語を1つずつ選びます。空所の数は文章によって変わります。空所は好きな順番で埋めてかまいません。解き方はこの流れがおすすめです。

1 まず本文をざっと読んで、何の話かをつかむ(1分以内が目安)
2 空所の前後を読んで、入る品詞(名詞・動詞など)を判断してから選択肢を見る
3 迷った空所は飛ばして、わかるところから埋める(埋まるほど文脈のヒントが増える)
4 全部埋めたら、文を頭から読み直して不自然な箇所がないか確認してから提出する

2問目:Complete the Passage(空欄に入る1文を選ぶ)

Interactive Readingの2問目Complete the Passageの画面。本文中の空欄に入る文を右の選択肢から選ぶ

本文の途中に空欄が1つあらわれ、そこに入る1文を選びます。ポイントは空欄の直前と直後の文だけを丁寧に読むこと。全文を読み直す必要はありません。

このサンプルでは、空欄の直後に「Here, you’ll find animals like jaguars, snakes, and frogs.(ここでは、ジャガーやヘビ、カエルのような動物が見られる)」と続きます。Here(ここ)が指す場所が直前にないとつながらないので、「新しい場所を紹介する文」が入るとわかります。このように、this・these・here のような指示語のつながりが一番の手がかりになります。

また、話題そのものがずれている選択肢(このサンプルなら動物園の飼育員の話)が混ざっているので、まずそれを消してから残りを比べると速く決まります。選択肢は画面に収まりきらず、下にスクロールすると続きがあることがある点にも注意してください。

3・4問目:Highlight the Answer(答えの箇所を塗る)×2問

Interactive Readingの3問目Highlight the Answerの画面。質問の答えになる箇所を本文から黄色くハイライトしている

質問に対する答えを、本文からマウスのクリック&ドラッグで塗って示す問題です。同じ形式が2問続きます。他の英語試験ではほぼ見ない形式なので、ここだけは事前に操作へ慣れておきましょう。

このサンプルの質問は「How do rainforests benefit the planet?(熱帯雨林はどのように地球の役に立っているか?)」。本文から「豊かな生態系のすみかであり、世界の酸素の多くを作り出している」と述べた1文を塗れば正解です。塗った範囲は右側のボックスに文字で表示されるので、提出前に「質問の答えとして読めるか」を必ず確認してください。

重要ポイント

ハイライトは正解の箇所に近いほど部分的に点がつく採点です。保険のつもりで段落ごと広く塗ると、かえって点が下がります。「質問に答えるのに必要な部分だけを、ひとかたまりで塗る」が基本です。

5問目:Identify the Idea(本文で述べられている考えを選ぶ)

Interactive Readingの5問目Identify the Ideaの画面。本文の内容と一致する考えを選択肢から選ぶ

本文で述べられている考えを選択肢から選びます。正解は本文の内容を別の言葉で言い換えた文になっていることが多く、このサンプルでは「熱帯雨林にはいくつもの層があり、それぞれ違う動物がすんでいる」という選択肢が本文全体の言い換えです。

注意したいのは、本文の単語をそのまま使ったひっかけ選択肢です。このサンプルには「超高層ビルは熱帯雨林を伐採したあとに建てられる」という選択肢がありますが、本文で skyscrapers が出てくるのは「超高層ビルほど高い木」というたとえの部分だけ。見覚えのある単語ほど、本文のどの文にそう書いてあるかを指させるか確認してから選びましょう。

6問目:Title the Passage(タイトルを選ぶ)

Interactive Readingの6問目Title the Passageの画面。本文に最もふさわしいタイトルを選択肢から選ぶ

最後は、本文に最もふさわしいタイトルを選びます。コツは「本文全体をひとことで言い表せているか」という物差しで見ることです。このサンプルの本文は「熱帯雨林の紹介 → 4つの層の説明 → 地球にとっての重要性 → 守る必要性」と流れているので、全体を言い表せているのは「Rainforests and Their Importance(熱帯雨林とその重要性)」です。

一部の段落の話題しかカバーしないもの(層の話だけ)、本文と逆の内容(熱帯雨林は良くなっている)は、それぞれ「狭すぎ」「不一致」で消せます。5問目までで本文を何度も読んでいるはずなので、ここは30秒程度でテンポよく決めて大丈夫です。

スコアを左右する時間配分——8分をこう使う

Interactive Readingで一番差がつくのが時間配分です。6問で1つのタイマーを共有するため、前半で使いすぎた時間は、そのまま後半の持ち時間を圧迫します。8分セットの場合の目安がこちらです。

やること 目安時間
本文をざっと通読(1問目の画面で)約1分
1問目:Complete the Sentences約2分30秒
2問目:Complete the Passage約1分
3・4問目:Highlight the Answer×2各1分(計2分)
5問目:Identify the Idea約45秒
6問目:Title the Passage約30秒
予備(操作のもたつき分)約15秒

7分セットに当たった場合は、通読を45秒、1問目を2分に縮めるイメージです。この配分は公式に決められたものではなく、あくまで一例ですが、「1問目に使えるのは通読込みで3分半まで」という上限だけは強く意識してください。

注意

練習テストの解答でとても多いのが、1問目の空所補充に4分以上使ってしまい、最後の2問が残り1分を切った駆け込みになるパターンです。空所1個に20秒以上迷ったら、いったん飛ばして次へ。全部埋まってから戻れば十分です。

Kazu Kazu
僕は「残り4分の時点でハイライトに入れていれば順調」と決めていました。残り時間そのものより、「残り○分で何問目か」をチェックポイントにすると、本番でも落ち着いて調整できますよ。

日本人がつまずきやすい3つのパターン

Kazu Kazu
読解力があるのに点が伸びない場合、原因はだいたいこの4つのどれかです。自分がどれをやりがちか、練習テストで一度チェックしてみてください。

パターン1:最初の空所補充で持ち時間の半分を使う

一番多いつまずきです。空所1個ごとに選択肢を全部当てはめて読み直していると、1個30秒×9個で4分半——それだけで持ち時間の半分が消えます。しかも1問目は6問の中で一番配点が重いわけではありません。「品詞で絞る → 2択まで来たら10秒で決める」を徹底しましょう。

パターン2:ハイライトの操作に戸惑って時間をロスする

答えの見当はついているのに、クリック&ドラッグの操作が初めてで、カーソルが本文の上をさまよったまま数十秒——というロスが起きがちです。塗り直しは何度でもできるので、まずはざっくり塗ってから範囲を整えれば大丈夫。この操作だけは、本番前に練習テストで一度体験しておくことを強くおすすめします。

パターン3:見覚えのある単語につられる

5問目や6問目の選択肢には、本文の単語や、前の問題の選択肢で見た表現をそのまま使ったひっかけが混ざります。時間が押しているときほど「さっき見た気がする」という記憶で選んでしまいがちです。対策はシンプルで、選ぶ前に本文の該当箇所を1回だけ見に行くこと。左側に本文が常に表示されているので、確認は数秒で済みます。

スコアアップに直結する練習法

Interactive Readingの対策は、次の3つを回すのが効率的です。

1 公式の練習テストで「6問通し」を体験する——ハイライトの操作と、タイマーが減っていく感覚は、実際にやってみないと身につきません。時間配分の表を手元に置いて、「残り4分でハイライトに入れたか」を毎回チェックします。
2 短い説明文を読んで、1文でタイトルをつける——ニュースサイトの短い英文記事などを読み、「この文章のタイトルは?」「一番言いたいことは?」を自分の言葉で答える練習です。5・6問目で問われる「言い換えて全体をつかむ力」がそのまま鍛えられます。
3 語のつながり(コロケーション)で単語を覚える——have an effect on のように、動詞と名詞をセットで覚えます。単語帳の1語1訳だけでは、1問目の空所補充で「意味は合うのに外れる」誤答を防げません。

読解の下地がある人なら、1と3を1〜2週間集中して回すだけでも手応えが変わるはずです。デュオリンゴの英語テストは自宅で何度でも練習できるのが強みなので、通し練習の回数で慣れを作りましょう。

Interactive ReadingのFAQ

Q提出した問題に、あとから戻ってやり直せますか?
A戻れません。提出ボタンを押す前に、そのページで確認を済ませてください。逆に、提出前なら選び直し・塗り直しは自由にできます。
Q1問目の空所は、上から順番に埋めないとだめですか?
A順番は自由です。わかる空所から埋めるほうが文脈のヒントが増えるので、迷った空所は飛ばすのが正解です。
Q時間が足りなくなったら、どうすればいいですか?
A選ばずに終えるのが一番もったいないので、残り時間がわずかでも、直感でいいので必ずどれかを選んで提出しましょう。ハイライトの問題は正解に近いほど部分点がつくので、あたりをつけて塗るだけでも意味があります。
Qどのスコアに影響しますか?
Aリーディング系のタスクとして、Literacy(読み書きの力)と Comprehension(理解の力)のスコアに効いてきます。読解が得意な人にとっては、DET全体のスコアアップの土台になる問題形式です。

まとめ——形式に慣れている強みを、時間配分で生かす

Interactive Readingは1つの長文に6問×2セット。制限時間は1セット7〜8分で、タイマーは6問共通
出題順は固定。空所補充 → 文の挿入 → ハイライト×2 → 考えの選択 → タイトル選び
出題タイプは日本人が他の英語試験で見慣れたものが中心。差がつくのは時間配分と、正解の根拠になる「繰り返し・言い換え・語のつながり」への注目
1問目に使えるのは通読込みで3分半まで。ハイライトは「必要な部分だけを、ひとかたまりで」
本番前に練習テストで、ハイライトの操作と6問通しの時間感覚に必ず慣れておく

Duolingo English Test(デュオリンゴ英語テスト)の中で、Interactive Readingは日本人の「読む力」がそのままスコアに変わるタスクです。形式への慣れという強みに時間配分の型を足して、確実に得点源にしていきましょう。

Kazu Kazu
まずは練習テストを1回、時間配分の表を横に置いて解いてみてください。「読めるのに時間が足りない」が「時間内に読み切れる」に変わったら、もう得点源です。応援しています!
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