Writing Sample(DET)5分で書き切るための構成の作り方

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「お題について5分間、英語で書きなさい」——Duolingo English Test(デュオリンゴ英語テスト)の終盤に出てくるのがWriting Sampleです。DETの中で一番長いライティングで、集中力が切れかけた最後の最後にやってきます。僕が初めて受けたときは配分を考えずに書き始めてしまい、残り数秒で結論を打ち込む羽目になりました。

Kazu Kazu
この記事では、Writing Sampleの仕組みと、5分で崩れない段落の型、時間配分までまとめました。テスト終盤こそ、準備しておくと差がつきますよ。

実はこの問題形式、スコアに反映されるだけでなく、書いた英文がそのまま提出先の大学などに送られます。「採点される答案」と「読まれる答案」、両方を意識した書き方を今日から使える形でお届けします。

目次

Writing Sampleとは?(問題形式の基本)

Writing Sampleは、DETの一番最後に出るライティングタスクです。実力に合わせて問題が変わるメインのセクションが終わったあと、Speaking Sampleとセットで出題され、この2問で英語テスト全体が終わります。

項目 内容
出題位置試験の終盤(Speaking Sampleの直前)
出題数1問
準備時間30秒(お題を読んで構成を考える)
制限時間最大5分
推奨語数120〜130語(公式ガイドの推奨)
形式タイピングで入力(スペルチェック機能はなし)

画面に「You will have 5 minutes to write」と出たら、このタスクです。お題は毎回1つ与えられ、内容は「何かを説明する」「経験を語る」「意見を述べる」の3タイプのどれかです(タイプ別の書き方は後ほど詳しく)。

フート先生 フート先生
直後のSpeaking Sampleは動画で送られるが、Writing Sampleは書いた文章がそのまま文字で残る。あとから読み返される前提で書くのじゃよ。

採点される。そして大学にも送られる

Writing Sampleには2つの役割があります。

スコアへの反映:Writingの中でも Literacy(読み書きの力)と Production(英文を作る力)のスコアに反映されます。
提出先への送付:書いた英文とお題が、スコアと一緒に提出先の機関へそのまま送られます。提出先に共有されるライティングはこのWriting Sampleだけです。

採点で見られるのは、公式ガイドにある次の4つの基準です。

内容:お題に沿っているか。話が具体的に深められているか。
一貫性:話の流れが明確か。段落の構成が伝わるか。
文法:正確さと文の複雑さ。ピリオドなどの句読点もここに含まれます。
語彙:言葉選びの幅と適切さ。スペルもここで見られます。
重要ポイント

提出先の大学などは、数字のスコアに加えて、この答案を「実際のライティング力の見本」として読むことができます。数字と答案の両方で評価される1問だと考えて臨みましょう。

サンプル問題を解いてみよう

実際の画面に近いサンプル問題で練習してみましょう。まずは自分で5分計って書いてみてから、解答例と見比べてください。

Writing Sampleのサンプル問題画面(公共スペースを楽しくする特徴について5分間で書く)

このお題は「公園・図書館・美術館のような公共の場所を楽しい場所にする特徴は何か。人は何に引かれてそこへ行き、なぜ訪れる価値があると感じるのか。具体的に書きなさい」。「何かを説明する」タイプのお題です。

解答例(130語)

Public spaces such as parks, libraries, and museums become enjoyable when they are comfortable, welcoming, and easy to use.

First, comfort is essential. A park with clean benches, shaded areas, and open lawns invites people to relax, exercise, or spend time with their families. Second, good facilities bring people together. For example, a library that offers free study rooms and reading events attracts both students and older people, so it becomes a place where the community naturally gathers. Finally, people visit these spaces because they offer experiences that are hard to find at home: quiet time, new knowledge, and a sense of belonging.

In short, when a public space is safe, clean, and open to everyone, people feel that it belongs to them, and they keep coming back.

この解答例のポイント

導入の1文でお題の言葉を使って先に答えを言い(楽しくする特徴を3つ予告)、本論では First / Second / Finally で理由を並べて、図書館の無料学習室のような具体例をひとつずつ添えています。結論は導入の言い換えで1文。短縮形を使わず、段落を空行で分けているのも公式ガイドの推奨どおりです。

お題は3タイプ(説明・経験・意見)

お題は「何かを説明する」「個人的な経験を書く」「意見を述べる」の3系統とされています。お題を読んだ瞬間にタイプを見分けられると、30秒の準備がぐっと楽になります

タイプ お題の例 書き方の軸
説明する公共の場所を楽しくする特徴は?特徴を1文目で挙げてから、理由と例で広げる。現在形が中心
経験を語る印象に残っている旅行についていつ・どこで・何をしたかを過去形で。最後に「何を得たか」を現在形で
意見を述べる学校で体育を必修にするのは良いこと?賛成か反対かを1文目で宣言し、理由2つで支える。現在形が中心
Kazu Kazu
僕は準備の30秒で「タイプはどれか」「理由や例を2つ」だけ決めるようにしています。ここで書く中身まで全部決めようとすると、逆に固まってしまうんですよね。

崩れない「4ブロック構成」

5分で書くミニエッセイは、この4ブロックに当てはめると崩れません。どのタイプのお題でも骨組みは同じです。

1 導入(1文):お題の言葉を使って、答えを先に言う。ここでお題とのずれを防ぐ。
2 理由・例①(2〜3文):First, で始めて理由をひとつ。For example, で具体例をひとつ添える。
3 理由・例②(2〜3文):Second, / Also, で2つ目の理由と具体例。時間があれば Finally, で3つ目。
4 結論(1文):In short, / Overall, で導入を別の言葉で言い直して締める。

段落は空行で分けて書きます。ひとつの塊で書くより構成が伝わりやすく、公式ガイドも段落分けをすすめています。First / Second / For example / However / Therefore / In short のようなつなぎ言葉を使えるようにしておくと、一貫性の評価にも効いてきます。

フート先生 フート先生
公式ガイドには「大学の授業でエッセイを書くつもりで、フォーマルに書く」とある。くだけた言い方や don’t などの短縮形は避けるのじゃ。

5分の使い方(30秒+4分+1分)

時間配分は、一例として「準備30秒+書く4分+見直し1分」がおすすめです。最後の1分はスペル・文法・句読点の確認に使いましょう。

1 準備の30秒:お題を2回読み、タイプ(説明・経験・意見)と、本論に入れる理由・例を2つだけ決める。
2 最初の4分:導入→理由①→理由②→結論の順で一気に書く。手が止まったら、決めておいた2つ目の例に進む。
3 最後の1分:新しい文は足さない。見直し専用にする。
見直し4点チェック

① スペルとタイポ / ② 三単現の s と単数・複数 / ③ 冠詞(a・the)/ ④ ピリオドと文頭の大文字。
スペルチェック機能はないので、この1分で拾えるミスが意外と多いです。

Kazu Kazu
練習のときから「4分たったら結論へ」とタイマーで体に覚えさせておくと、本番で慌てません。僕はこれで最後の1分を確保できるようになりました。

日本人がつまずきやすい4パターン

1. お題とずれたことを書く

お題「公共の場所を楽しくする特徴は?」に対して、「私は公園が好きです。先週も公園へ行って…」と自分の話だけで終えてしまう——よくある誤答例です。お題とずれると内容の評価に直結するうえ、お題も提出先に送られるため、ずれた答案はずれたまま読まれます。導入の1文でお題の言葉をそのまま使って答えると、自然にずれを防げます。

2. 語数が伸びず、2〜3文で終わる

推奨は120〜130語。2〜3文(40語くらい)で手が止まると、語彙や文法の幅を見せる材料が足りません。伸ばすコツは、理由のあとに具体例を1つ足すこと。For example, のあとに人・場所・場面をひとつ思い浮かべて書くだけで、1段落が2倍に育ちます。

3. 話し言葉で書いてしまう

正:I do not think this is a good idea. / 誤:I don’t think it’s a good idea, you know.
Writing Sampleは短いエッセイとして扱われます。短縮形やくだけた表現を避けて、丁寧な文体で書くことが公式ガイドでもすすめられています。ふだんチャットで使う英語のまま書かないよう注意です。

4. 覚えてきた文章を丸ごと使う

決まり文句の長文や暗記したエッセイをそのまま書くと、過去の受験者の回答と照合され、テストの結果そのものが認証されないことがあります。覚えてよいのは「構成の型」と「つなぎ言葉」まで。文章そのものは、毎回その場で作りましょう。

やってはいけないこと

注意

次の4つは、スコアどころか結果そのものに関わります。

・エッセイの丸暗記 → 照合で見つかると結果が認証されない(公式が明記)。
・お題と関係ない内容 → 内容の評価が下がるうえ、ずれた答案がそのまま提出先に届く。
・時間いっぱい書き続けて見直しゼロ → タイポや句読点のミスをそのまま提出することになる。
・書けない難語での背伸び → スペルミスは語彙の評価に響く。確実に書ける語で具体的に。

自宅でできる練習法

お題1つ×5分のタイマーで、本番と同じ「30秒準備→4分書く→1分見直し」を回す。
書いた答案の語数を毎回数える。120語の分量感を体で覚えるのが目的。
同じお題を「導入→理由①→理由②→結論」の型で書き直し、つなぎ言葉を入れ替えて練習する。
タイピングの練習をする。5分の中では、入力の速さがそのまま語数になります。

練習用のお題(3タイプ×2問)

説明する:What qualities make a good teacher?(良い先生の資質とは?)/ What makes your hometown a good place to live?(あなたの町の住みやすさとは?)
経験を語る:Write about a trip you remember well.(よく覚えている旅行)/ Describe a time when you helped someone.(人を助けた経験)
意見を述べる:Should schools give homework every day?(毎日の宿題に賛成?)/ Is it better to study alone or in a group?(一人で勉強?グループで勉強?)
Kazu Kazu
僕は1日1本、5分だけ書くのを日課にしていました。1本なら忙しい日でも続けられて、2週間もすると型が手になじんできます。

よくある質問(FAQ)

QWriting Sampleは採点されますか?
Aされます。Writingの中でも Literacy と Production のスコアに反映され、さらに答案そのものが提出先にも送られます。
Q大学は本当に答案を読むのですか?
A提出先の機関は答案とお題を受け取り、ライティング力の追加情報として使えると公式が説明しています。読まれる前提で書くのが安全です。
Q120語も書けそうにありません。減点されますか?
A120〜130語は公式の推奨で、最低語数は公表されていません。公式も「正確さと関連性を保てる範囲でできるだけ多く」としています。まずは正確な80語を目指し、練習で少しずつ伸ばしましょう。
Qイギリス英語のスペルでも大丈夫?
A大丈夫です。公式の採点ガイドに、アメリカ式・イギリス式どちらのスペルも受け付けると明記されています。1つの答案の中で混ぜないのがおすすめです。
Qテンプレートは使ってもいいの?
A「導入→理由→結論」のような構成の型や、First / For example のようなつなぎ言葉は問題ありません。ただし文章まるごとの暗記はダメ。照合で見つかると結果が認証されません。

まとめ

Duolingo English Test(デュオリンゴ英語テスト)のWriting Sampleは、英語試験の一番最後に出てくるのに、スコアにも提出先にも残る大事な1問です。最後に、この記事のポイントを振り返ります。

準備30秒+最大5分の1問。推奨語数は120〜130語。
スコアに反映され、答案とお題はそのまま提出先に送られる。
「導入→理由①→理由②→結論」の4ブロック+空行の段落分けで書く。
最初の4分で書き切り、最後の1分は見直し専用にする。
構成の型とつなぎ言葉は覚えてよいが、文章の丸暗記はしない。

型さえあれば、5分は意外と長く使えます。まずは今日、練習用のお題を1つ選んで、5分計って書いてみてください。DETのスコアアップは、その1本目から始まります。応援しています。

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