「お題について5分間、英語で書きなさい」——Duolingo English Test(デュオリンゴ英語テスト)の終盤に出てくるのがWriting Sampleです。DETの中で一番長いライティングで、集中力が切れかけた最後の最後にやってきます。僕が初めて受けたときは配分を考えずに書き始めてしまい、残り数秒で結論を打ち込む羽目になりました。
Kazu
実はこの問題形式、スコアに反映されるだけでなく、書いた英文がそのまま提出先の大学などに送られます。「採点される答案」と「読まれる答案」、両方を意識した書き方を今日から使える形でお届けします。
Writing Sampleとは?(問題形式の基本)
Writing Sampleは、DETの一番最後に出るライティングタスクです。実力に合わせて問題が変わるメインのセクションが終わったあと、Speaking Sampleとセットで出題され、この2問で英語テスト全体が終わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題位置 | 試験の終盤(Speaking Sampleの直前) |
| 出題数 | 1問 |
| 準備時間 | 30秒(お題を読んで構成を考える) |
| 制限時間 | 最大5分 |
| 推奨語数 | 120〜130語(公式ガイドの推奨) |
| 形式 | タイピングで入力(スペルチェック機能はなし) |
画面に「You will have 5 minutes to write」と出たら、このタスクです。お題は毎回1つ与えられ、内容は「何かを説明する」「経験を語る」「意見を述べる」の3タイプのどれかです(タイプ別の書き方は後ほど詳しく)。
フート先生
採点される。そして大学にも送られる
Writing Sampleには2つの役割があります。
採点で見られるのは、公式ガイドにある次の4つの基準です。
提出先の大学などは、数字のスコアに加えて、この答案を「実際のライティング力の見本」として読むことができます。数字と答案の両方で評価される1問だと考えて臨みましょう。
サンプル問題を解いてみよう
実際の画面に近いサンプル問題で練習してみましょう。まずは自分で5分計って書いてみてから、解答例と見比べてください。
このお題は「公園・図書館・美術館のような公共の場所を楽しい場所にする特徴は何か。人は何に引かれてそこへ行き、なぜ訪れる価値があると感じるのか。具体的に書きなさい」。「何かを説明する」タイプのお題です。
Public spaces such as parks, libraries, and museums become enjoyable when they are comfortable, welcoming, and easy to use.
First, comfort is essential. A park with clean benches, shaded areas, and open lawns invites people to relax, exercise, or spend time with their families. Second, good facilities bring people together. For example, a library that offers free study rooms and reading events attracts both students and older people, so it becomes a place where the community naturally gathers. Finally, people visit these spaces because they offer experiences that are hard to find at home: quiet time, new knowledge, and a sense of belonging.
In short, when a public space is safe, clean, and open to everyone, people feel that it belongs to them, and they keep coming back.
この解答例のポイント
導入の1文でお題の言葉を使って先に答えを言い(楽しくする特徴を3つ予告)、本論では First / Second / Finally で理由を並べて、図書館の無料学習室のような具体例をひとつずつ添えています。結論は導入の言い換えで1文。短縮形を使わず、段落を空行で分けているのも公式ガイドの推奨どおりです。
お題は3タイプ(説明・経験・意見)
お題は「何かを説明する」「個人的な経験を書く」「意見を述べる」の3系統とされています。お題を読んだ瞬間にタイプを見分けられると、30秒の準備がぐっと楽になります。
| タイプ | お題の例 | 書き方の軸 |
|---|---|---|
| 説明する | 公共の場所を楽しくする特徴は? | 特徴を1文目で挙げてから、理由と例で広げる。現在形が中心 |
| 経験を語る | 印象に残っている旅行について | いつ・どこで・何をしたかを過去形で。最後に「何を得たか」を現在形で |
| 意見を述べる | 学校で体育を必修にするのは良いこと? | 賛成か反対かを1文目で宣言し、理由2つで支える。現在形が中心 |
Kazu
崩れない「4ブロック構成」
5分で書くミニエッセイは、この4ブロックに当てはめると崩れません。どのタイプのお題でも骨組みは同じです。
段落は空行で分けて書きます。ひとつの塊で書くより構成が伝わりやすく、公式ガイドも段落分けをすすめています。First / Second / For example / However / Therefore / In short のようなつなぎ言葉を使えるようにしておくと、一貫性の評価にも効いてきます。
フート先生
5分の使い方(30秒+4分+1分)
時間配分は、一例として「準備30秒+書く4分+見直し1分」がおすすめです。最後の1分はスペル・文法・句読点の確認に使いましょう。
① スペルとタイポ / ② 三単現の s と単数・複数 / ③ 冠詞(a・the)/ ④ ピリオドと文頭の大文字。
スペルチェック機能はないので、この1分で拾えるミスが意外と多いです。
Kazu
日本人がつまずきやすい4パターン
1. お題とずれたことを書く
お題「公共の場所を楽しくする特徴は?」に対して、「私は公園が好きです。先週も公園へ行って…」と自分の話だけで終えてしまう——よくある誤答例です。お題とずれると内容の評価に直結するうえ、お題も提出先に送られるため、ずれた答案はずれたまま読まれます。導入の1文でお題の言葉をそのまま使って答えると、自然にずれを防げます。
2. 語数が伸びず、2〜3文で終わる
推奨は120〜130語。2〜3文(40語くらい)で手が止まると、語彙や文法の幅を見せる材料が足りません。伸ばすコツは、理由のあとに具体例を1つ足すこと。For example, のあとに人・場所・場面をひとつ思い浮かべて書くだけで、1段落が2倍に育ちます。
3. 話し言葉で書いてしまう
正:I do not think this is a good idea. / 誤:I don’t think it’s a good idea, you know.
Writing Sampleは短いエッセイとして扱われます。短縮形やくだけた表現を避けて、丁寧な文体で書くことが公式ガイドでもすすめられています。ふだんチャットで使う英語のまま書かないよう注意です。
4. 覚えてきた文章を丸ごと使う
決まり文句の長文や暗記したエッセイをそのまま書くと、過去の受験者の回答と照合され、テストの結果そのものが認証されないことがあります。覚えてよいのは「構成の型」と「つなぎ言葉」まで。文章そのものは、毎回その場で作りましょう。
やってはいけないこと
次の4つは、スコアどころか結果そのものに関わります。
・エッセイの丸暗記 → 照合で見つかると結果が認証されない(公式が明記)。
・お題と関係ない内容 → 内容の評価が下がるうえ、ずれた答案がそのまま提出先に届く。
・時間いっぱい書き続けて見直しゼロ → タイポや句読点のミスをそのまま提出することになる。
・書けない難語での背伸び → スペルミスは語彙の評価に響く。確実に書ける語で具体的に。
自宅でできる練習法
練習用のお題(3タイプ×2問)
Kazu
よくある質問(FAQ)
まとめ
Duolingo English Test(デュオリンゴ英語テスト)のWriting Sampleは、英語試験の一番最後に出てくるのに、スコアにも提出先にも残る大事な1問です。最後に、この記事のポイントを振り返ります。
型さえあれば、5分は意外と長く使えます。まずは今日、練習用のお題を1つ選んで、5分計って書いてみてください。DETのスコアアップは、その1本目から始まります。応援しています。


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